マネージャーの味園が、全国的なコンサルテイング活動を通じて、クライアント企業や全国各地で見たもの、聞いた話、感じたことなどを気軽にまとめています。
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工務店・住宅会社の実力。
工務店、住宅会社が長く業績を上げ続けていくために、最も重要なことは何か?
マーケテイング力か?、それともマネジメント力か?何だろうか?
実は、私は施工力や技術力が最も重要なことだと考えている。日頃は業績アップのためにマーケテイングやマネジメントのコンサルテイングを中心に行っているのだが、やはり長く繁栄を続けるのは、施工力にあると考えている。
では、今、住宅会社や工務店にとって施工力が差別化になっているだろうか?
標準化システムが整って、およそどの会社でも一定品質レベル以上の新築住宅は建てられるようになっった。どの会社も少なくとも平均点以上の新築住宅は建てられる。
つまり、新築住宅を建てる住宅会社や工務店にとっては、施工力の差は小さくなっている。ということは、施工力による差別化は難しくなっている。
さて、今、私が力を入れている【1棟まるごとリノベーション事業】。今年、ご支援先企業での中古モデルハウスオープンが続いているが、また新たな完成モデルを見学した。
もう驚きである。あの古い家、暗い家、汚かった家が、こんな家に生まれ変わるとは!
本当に驚く。
しかし、この1棟まるごとのリノベーション事業はどの住宅会社や工務店でもできるかというと、そのようなことはない。
しかも、品質が高い戸建てリノベーションを提供できる施工力をもつ会社は、そう多くない。つまり、この事業は施工力で差がつく事業である。
ということは、施工力がある会社こそ、この事業はアドバンテージがある。正直、競合がない事業、一人勝ちの事業となる。
新築戸建てが4割減、5割減すると言われる今、一体、いつまでそれを主力として事業を続けるのか?今から準備してこそ、3年後に一人勝ち状態、主力事業となる。
残された時間はそう多くない。